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第152回(08‐10月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「『自分らしく生きる』ことと『前向きに生きる』こと」

投稿日: 2008年10月02日 | 最終更新日: 2008年10月02日
投稿者: みきの | | トラックバック (0)

 済生会新潟第二病院眼科で、1996年(平成8年)6月から毎月行なっている勉強会の案内です。
 参加出来ない方は、近況報告の代わりにお読み下さい。興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加ください。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。
 ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

第152回(08‐10月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題:「『自分らしく生きる』ことと『前向きに生きる』こと」
  講師:岩田 文乃(眼科専門医・臨床遺伝専門医)
秋山眼科医院勤務 順天堂大学眼科非常勤講師
日時:平成20年10月8日(水)16:30 ~ 18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来

【抄録】 
 次のように誰かから相談されたら、あなたはどのように答えますか?例えば「前向きに明るく生きている人は素晴らしいと思う。前向きでいられない私はダメ人間か?」、または「ある人が『できないのはできるまで努力していないから』と言い聞かせて努力したと聞いた。こんなに頑張っても自分の努力はまだ足りないということか?」
もし努力家の友人から辛い面持ちでこのような問いかけをされたら、「そんなことはない」と答える人が多いのではないでしょうか。でも、ロービジョンケアなどの場面では、「工夫すればいろいろできるはずだから少しでも早く行えるようになって社会復帰して欲しい」「前向きに明るく生きて欲しい」「嘆いて暮らすのではなく、早く落ち込んだ状態から脱して毎日を楽しんで欲しい」などと、一生懸命のあまり急ぎすぎてしまうことはないでしょうか?その時、患者さん本人の混乱や願いを判っているでしょうか?「前向きにさせられない」と感じる、その人の心には今はその励ましが重すぎてはいないでしょうか?
時に、医療・福祉関係者は、ある意味当人にとっては、おせっかいで自己満足な指標を掲げていることがあるかもしれません。専門知識に基づいて情報提供をすることは、もちろんとても大切です。また、何か危機に陥った人は急いで救わなくてはなりません。でも、日の当たらないところで休んでいて、日向に出るまでもう少し休養が必要なこともあると思います。その時そっとかたわらで待っていると自分自身でまた歩き出していることがあるのではないでしょうか?困難なことも含めたその人の人生に、「本人らしい生き方」を通り越して、「前向きな生き方」を押し付けるのは正しいことでしょうか?また、病気に限らず困難に出会った時には、落ち込む時間は自然で避けられず、多くの場合は必要な過程ではないでしょうか。それを他人が前向きに生きようと手を引っ張って走ろうとするのは良いことでしょうか?いつも手が必要なときには声をかけてもらう環境を整えながら、医療者も耐えて回復する時間を待つことや、その人本来の生き方ができるようにするということを忘れがちではないでしょうか。
患者さんとその家族の方々、そして苦労して悩んでいる医療・福祉関係者の仲間に「あなたは、本当に頑張ってきたのですね、力を抜いてこういう考えや方法もありますよ、大丈夫、あなたはあなたらしく、あなたのままでいいのですよ」というメッセージを送りたいと思います。

【略歴】
1985年 順天堂大学眼科研修医
1989年 順天堂大学眼科助手
1991年 マイアミ大学バスコム・パルマー眼研究所留学
1994年 アメリカ国立眼研究所留学
1999年 順天堂大学眼科助手
2002年 秋山眼科勤務 順天堂大学非常勤講師 現在に至る

【済生会新潟第二病院 眼科勉強会 連絡先】
   950-1104 新潟市西区寺地280-7
   済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
    phone : 025(233)6161
    fax : 025(233)6220
    e-mail:gankando@sweet.ocn.ne.jp

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。
 誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。
 患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加されています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。
 ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
   日時:原則として毎月第2水曜日16:30~18:00
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来

 *勉強会のこれまでの報告は、新潟市西蒲区巻の視覚に障がいのある人と、ボランティアで構成される音声パソコン教室のホームページ「すずらん」で閲覧出来ます。
 *ホームページ「すずらん」
   http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html(別ウィンドウが開きます)

【次回以降の済生会新潟第二病院眼科勉強会 & 研究会】
 平成20年11月12日(水)16:30~18:00 
  「”ふつう”ってなに?-見える見えないの狭間で思うこと-」
     小川 良栄 (長岡市自営業)

 平成20年12月10日(水)16:30~18:00
  「ストレスとは何か?」
     櫻井浩治(新潟大学名誉教授;精神医学)

 平成21年1月14日(水)16:30~18:00
  「演題未定」
     若林佑子(新潟市)

 平成21年3月11日(水)16:30~18:00
  「大災害における医療スタッフの役割
    ー障害を持つ人への対応を考えるー」
     八幡和明(長岡中央綜合病院 副院長)

 平成21年4月8日(水)17:00?18:30  *いつもより開始が30分遅いことに留意
  「医療紛争のソフトな解決について」
     宮坂道夫(新潟大学医学部准教授)
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【情報提供】
済生会新潟第二病院眼科
安藤 伸朗  Noburo Ando,MD

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