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第171回(10‐05月) 済生会新潟第二病院 眼科勉強会

投稿日: 2010年05月06日 | 最終更新日: 2010年05月06日
投稿者: みきの | | トラックバック (0)

「福祉人間工学科で学んだ技術を生かして制作に取り組んだこと」
    伊藤 優也(新潟大学大学院 自然科学研究科 人間支援科学専攻 修士1年)
「こんなものが欲しい」
    竹熊 有可(新潟盲学校専攻科理療科2年)
落語「雑俳(ざっぱい)」
    たら福亭 美豚(ウ゛ィトン) (加藤健太郎;新潟盲学校)

 済生会新潟第二病院眼科で、1996年(平成8年)6月から毎月行なっている勉強会の案内です。
 参加出来ない方は、近況報告の代わりにお読み下さい。興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。
 ただし、お茶等のサービスはありません。悪しからず。

●日時:平成22年5月12日(水)16:30~18:00    
●場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
 950-1104 新潟市西区寺地280-7
 phone 025-233-6161
 Fax  025-233-6220
 ・JR上越新幹線、越後線、信越本線、白新線「新潟」駅より、バス学校町~信濃町~西部営業所行、または、水島町~県庁前~西部営業所行に乗車、「済生会新潟第二病院」下車。
 ・「新潟」駅万代口よりタクシーで約20分。
 ・「小針」駅よりタクシーで約5分。
 地図 ⇒ 済生会新潟第二病院 ホームページ(別ウィンドウが開きます)
 

「福祉人間工学科で学んだ技術を生かして制作に取り組んだこと」
     伊藤 優也(新潟大学大学院 自然科学研究科 人間支援科学専攻 修士1年)
 私達が数分~数十分の時間を確認する際、時計やタイマーを利用します。しかし、一般的な製品は、文字盤やディスプレイに表示されている時間を目で確認しなくてはいけないので、視覚障害者にとって利用しづらいです。一方、私達のところへ、視覚障害者でも時間を確認できるタイマーが欲しいという要望が寄せられました。そこで、大学で学んだ技術を生かし、視覚障害者用のタイマー開発に取り組みました。
 まず始めに視覚障害者用のタイマー製品を調べました。主な時間の呈示方法は、音声や振動です。依頼者の要望は、講演の際に使えるタイマーです。音声式のタイマーは、講演中では音が邪魔になり不都合です。また、触知式のタイマーは、時間を任意に設定できるという要件を満たしていませんでした。そこで、任意の時間を設定でき、残り時間を触覚呈示するタイマー案を考え、制作を進めました。
 どんな事を工夫したのか、ユーザが視覚障害者であることは自分にとってどう感じられたか、福祉機器を作ってみての感想などについて、勉強会でお話したいと思います。
 
 平成18年 3月 新潟県立長岡工業高等学校 卒業
 平成18年 4月 新潟大学工学部福祉人間工学科 入学
 平成22年 4月 新潟大学工学部自然科学研究科博士前期課程 入学
 
 
「こんなものが欲しい」
     竹熊 有可(新潟盲学校専攻科理療科2年)
 社会生活をする上で「時間を守る」というのはとても大切なことです。視覚障害があっても、何かの活動に主体的に参加する場合には、与えられた時間内で話すとか、時間を見計らいながら会を進行するなど、時間の管理が必要です。今までは、視覚障害者がタイムキープをするための道具としては、触知式時計や音声時計、ブレイルメモの時刻表示などがありましたが、安価で手軽に、音声に寄らない、分単位まで正確にタイムキープできる道具がほしいと思い、新潟大学福祉人間工学科の先生にお話してみたところ、伊藤君達が製作してくださることになりました。
 このタイマーによって、視力が低下してから難しくなったいろいろの社会活動を回復することができ、本当に喜んでいます。声を出すこと、またヒトとの出会いによって、視覚障害者の社会参加の可能性が広がっていくことを、皆さんにお伝えしたいと思います。
 
 1967年 新潟県生まれ
 1990年 お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業
 2009年 新潟県立新潟盲学校専攻科理療科入学
 
 
落語「雑俳(ざっぱい)」
     たら福亭 美豚(ウ゛ィトン)(加藤健太郎;新潟盲学校)
 加藤健太郎君の紹介~平成12年12月生まれ、現在は新潟県立新潟盲学校小学部在籍。生まれつきの全盲です。ただ右目が光と色を感じることが出来るため、テレビを色で楽しむことが大好きです。とても賑やかな、おしゃべり好きな男の子です。
 落語との出会い~盲学校幼稚部の時に先生から読み聞かせで、落語の本を読んでもらった事がきっかけで、子供落語の面白いさを知りました。小学一年の時にNHK教育テレビを見ていると、偶然、子供落語があり虜(とりこ)になりました。本人が自分で録画し、何回も繰り返し見ているうちに暗記し、家で披露するようになりました。盲学校文化祭で発表したことがきっかけとなり、本来の目立ちたがりの性格もあり、毎年、文化祭で披露。地元の老人ホームや新潟市内の自治会で発表させてもらっています。
 


『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。
 誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。
 患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。
 ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
     日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
     場所:済生会新潟第二病院眼科外来
 *勉強会のこれまでの報告は、新潟市西蒲区巻の視覚に障がいのある人と、ボランティアで構成している音声パソコン教室のホームページ「すずらん」で閲覧出来ます。
   ホームページ「すずらん」(別ウィンドウが開きます)

 
【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成22年6月9日(水) 16:30 ~ 18:00
   「江戸老人のたのしみ、隠居、認知症の今昔」
        横山 芳郎 (内科医、江戸文物研究家)
 
 平成22年7月17日(土) 午後
  『新潟ロービジョン研究会2010』
     場所:済生会新潟第二病院 10階会議室 
   会費:無料 要:事前登録(後日、案内致します)
  テーマ「『見えない』を『見える』に」
   講演
     山本 修一 (千葉大学医学部眼科教授)
     林 豊彦 (新潟大学工学部福祉人間工学科教授)
     小田 浩一 (東京女子大学現代教養学部教授)
   シンポジウム
       座長:加藤 聡 (東京大学眼科)
     稲垣 吉彦 (有限会社アットイーズ 取締役社長)
       「見えないってどんなこと?」
     木原 暁子 (マイクロソフト)
     仲泊 聡 (国立障害者リハセンター眼科)
     柳澤 美衣子 (視能訓練士;東京大学医学部付属病院眼科)
       「視野評価とロービジョンケア」
     永井 和子 (長崎県長崎こども・女性・障害者支援センター)
     田中 宏幸 (新潟県立新潟盲学校 教諭)
       「見える喜び・できる喜び~教育の立場から~」
   機器展示
     タイムズコーポレーション、東海光学株式会社、アットイーズ、新潟眼鏡院

 
 平成22年7月28日(水)16:30 ~ 18:00
   盲学校弁論大会 イン 済生会
 
 平成22年8月11日(水) 16:30 ~ 18:00
   「今昔白内障治療物語」
        藤井 青 (新潟県眼科医会会長、前新潟市民病院眼科部長)
 
【情報提供】済生会新潟第二病院(別ウィンドウが開きます) 眼科 安藤 伸朗 氏
 e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp

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