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『実録 連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』
音声ガイド付き上映
投稿日: 2010年08月12日 |
最終更新日: 2010年08月12日
投稿者: みきの |
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日時:2010年8月15日(日曜日) 16時25分から
場所: シネマ・ジャック&ベティ
(神奈川県 横浜市 中区 若葉町 3ー51)
TEL: 045-243-9800
・京浜急行 黄金町駅5分
・市営地下鉄 阪東橋駅5分
劇場への道案内 ⇒ シネマ・ジャック&ベティ 公式サイト(別ウィンドウが開きます)
鑑賞料: 1000円(晴眼者も一律)
【監督・製作】若松孝二
【出演】坂井真紀、ARATA、地曵豪、並木愛枝、佐野史郎
【ナレーション】原田芳雄
(2007年/190分/若松プロダクション、スコーレ株式会社)
※音声ガイドは、FM88.5MHzで放送します。ラジオをお持ちの方はご持参ください。(貸出用ラジオもございます。)
【申込方法】
誘導やボランティアをご希望の方は、以下の内容に従って、メール、またはお電話にて、お申し込みください。
(ボランティアの方には、視覚障害者の誘導やラジオの配布をお手伝いいただきます)
メールの宛先は、barrierfree-info@koganecho.com
下記の項目をお知らせください。
1:お名前
2:参加人数(視覚障害者と晴眼者の内訳も)
3:電話番号(あれば携帯の番号をお願いします)
4:鑑賞される作品
5:京浜急行「黄金町」駅と、市営地下鉄「阪東橋」駅改札の、どちらにいらっしゃるか。
※ボランティアでお申し込みの方は、最後に「ボランティア希望」と明記して下さい。
【申込締切り】
8月13日(金曜日)まで。
上映後、お茶会を予定しています(お申し込み不要です)
<お問い合わせ先>
TEL:045-243-9800 (シネマ・ジャック&ベティ内)
FAX: 045-252-0827
メール: info@koganecho.com
【事前解説】
1972年2月19日、あなたはどこにいましたか?
私は当時小学校6年生でした。(鳥居)
札幌オリンピックの感動、グアム島での元日本兵の発見など、大きなニュースにわいた直後、日本中に衝撃的な大ニュースが流れました。猟銃で武装した5人の若者が長野県の山荘で人質を取って立て籠もった「あさま山荘事件」。10日間にわたる過激派学生と警察との攻防は、テレビを通じて24時間中継され、日本中の人々が釘付けになりました。2月28日、巨大な鉄球が犯人グループの立てこもる山荘の壁をぶち破り警官隊が突入、犯人は全員逮捕され、人質の女性も無事に解放されました。しかしその後、日本中の人々はさらに大きな事件の真相を知ることになるのです。犯人グループを含む「連合赤軍」のメンバー29人は、前年12月末からのおよそ2カ月に満たない短期間に、12名の仲間をリンチ、処刑していたのです。いわゆる「連合赤軍事件」。その事実は社会に大きな衝撃を与え、のちの左翼運動、学生運動、労働運動に大きな影響を与えることにもなります。
近年、この「あさま山荘事件」が、NHKの番組や映画で取り上げられ話題となりました。多くの日本人にとって、忘れることのできない大事件であり、あのとき山荘で何が起こっていたのかを知りたいという人々は多いのです。特に2002年に公開された原田真人監督の映画「突入せよ!『あさま山荘』事件」は大ヒットしました。しかし、この映画の原作は当時警視庁で捜査の全体指揮を執った人が書いたものであり、警察内部の混乱や犯人逮捕に至る詳細がドキュメンタリータッチで描かれる半面、犯人側の描写は全くと言っていいほどありません。
この映画に、まっこうから「怒り」を覚えた、というのが若松孝二監督です。若松監督は、60年代、ピンク映画を主な活動の場としながら、権力や警察に対し徹底的に抵抗する姿勢を描いた作品をつくり続けていました。そんな若松監督作品は、当時の学生運動を通じて若者たちにも支持され、大学での自主上映会も多く開かれていたのです。「あさま山荘事件」当時、若松監督はテレビで見ながら警察に武力で抵抗する若者たちを「もっとやれ」という感じで支持していました。ところが、その後の同志殺害の実態が明らかになるにつれ、若松監督は激しい怒りに震えます。監督自身が支持してきた(実際、個人的にカンパを送ったりしていた、といわれる)赤軍派の若者たちが、なぜそんなことになってしまったのか。さらに、自分の作品の自主上映を手伝ってくれていた女子学生までが、殺害されていたという衝撃の事実。やがて監督はさまざまな疑問に向き合います。将来を嘱望された大学生たちがなぜ、政府を相手に銃で戦う立場になったのか。共に理想を追っていた仲間が、なぜ粛清に走ってしまったのか。そんな若者たちを追いこんだものは社会なのか、政治なのか。彼らに対して大人はどうするべきだったのか……。そんな若松監督にとって「犯人を描かないあさま山荘映画は許せなかった」、と言います。
「あの日、あさま山荘の中では何が起こっていたのか」
それを語るためには、犯人の5人の若者たちがそれまでに背負ってきたものを描かなければならない。
それを語るためには、彼らが目指し、追ってきたものを描かなければならない。
若松監督は、現在連絡の取れる当時のメンバーほぼ全員(超法規的処置により国外逃亡中のメンバーにまで!)に取材をし、誰が何をしたのか、を克明に描くことで歴史に彼らの足跡を残すことにしました。
1960年、国会前での女子大生の死から始まるこの長い物語は、大きく三つのパートに分かれています。主に当時の記録映像とナレーション、字幕でつづられる、当時の世界情勢と学生運動の動きについて説明した第1部。赤軍派をはじめとする闘争の激化、連合赤軍の結成、そして山岳ベースでの粛清に至る第2部。ベースを追われ、逃亡する者、逮捕される者、そしてあさま山荘にたてこもり警察との銃撃戦に至る第3部。
登場人物は一部民間人を除きすべて実名(事件当時未成年だった2名を含む)、事実関係は一部映画的な脚色があるもののすべて実話です。3時間を超える作品(オリジナルは5時間だそうです)ですが、張りつめた緊張の連続で息つく間もなく物語は繰り出されます。
1972年、それは戦後の歴史の大きな転換点でした。パレスチナ紛争の激化、ベトナム戦争の終結、米中国交正常化……新しい時代の始まりは、彼らの大きな犠牲と無関係ではなかったという事実。そして、今なお彼らが変えようとしたものは、変わらずに残っているかもしれないという事実。
38年前、革命と世界平和の理想に燃え、やがて破滅していった若者たちの姿を、真正面から厳しいまなざしで見つめてください。
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