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「4しょく会」秋のイベント案内
投稿日: 2011年11月08日 |
最終更新日: 2011年11月08日
投稿者: みきの |
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盲人よ、大志を抱け!
~聴覚と触覚で創る盲想のすすめ~
「私は音によって物の色や形などを思い浮かべることができる」「私は何によらず珍しい物は何でも手で触ってみることにしている」。これは世界的な箏曲家・宮城道雄の発言です。全盲である彼は聴覚と触覚、つまり視覚以外の感覚を用いて世界を認識していました。昨今では「盲学校」「盲人」など、“盲”という漢字が僕たちの周りで徐々に使用されなくなってきました。その原因は「盲=差別語」というマイナスのイメージが常識として定着したからだと考えられます。
「4しょく会」は“盲”に対する固定観念を打ち破ることをめざし活動してきました。宮城道雄流に定義するなら、“盲”とは「視覚を使わないことから生まれる聴覚と触覚の創造的な可能性」となります。従来の視覚障害者/晴眼者という呼称は、「視覚を使う」ことを前提としていました。「視覚を使わない」ことを基準とすれば、全盲/潜盲という新しい概念が成立します。潜盲とは“盲”が潜む、すなわち日常的に便利な視覚に頼っているため、“盲”を忘れてしまった状態といえるでしょう。
今回のイベントは自己の中に潜む“盲”に出会うことをテーマとし、聴覚と触覚にこだわります。まずイラストレーター・安芸早穂子さんにケルト神話やアイルランドの妖精物語を紹介していただき、さまざまな精霊のフィギュアを触察します。ついで管楽器奏者・金子鉄心さんのアイルランド音楽の演奏をゆっくり耳で味わいます。ミニコンサートの後には、珍しい楽器に触らせてもらいます。そもそも精霊や妖精は目に見えない存在です。人間の豊かな想像力により多彩なファンタジーが語られ、音楽とともに伝えられてきました。
イベントの総仕上げとして、最後に聴覚と触覚で得た「盲想」を元にオリジナルの精霊(妖精)を粘土で制作します。上手か下手かは二の次で、目が見える・見えないに関係なく、参加者それぞれが“盲”の力を楽しく、のびのびと発揮するのが狙いです。“盲”は否定的な意味を持つだけでなく、人間の身体に潜む大志と好奇心を象徴する言葉でもあります。宮城道雄は“盲”の活力を音楽として表現しました。そんな宮城をも唸らせるユニークな精霊を僕たちの手で創ってみましょう!
「晴眼者 視点を変えれば 潜盲者」。
日時 2011年11月26日(土曜)13:30~16:45
会場 豊中市立千里公民館第1講座室
住所 〒560-0082 豊中市新千里東町1丁目2番2号
電話番号 06-6833-8090
主催 視覚障害者文化を育てる会(4しょく会)
参加費 会員300円、非会員700円
定員 50名(要予約、先着順)
「日程」
13:00 北大阪急行(地下鉄御堂筋線)「千里中央駅」中央改札口を出た所に集合(適宜会場に移動)
13:30~13:40 イベントの趣旨説明(会長・竹田恭子)
13:40~14:00 「ケルト神話で盲想を深めよう」(イラストレーター・安芸早穂子)
14:00~14:40 「アイルランド音楽で盲想を広げよう」(管楽器奏者・金子鉄心)
14:40~15:00 休憩(珍しいアイルランドの楽器に触れる体験会)
15:00~16:00 「粘土で創る盲想あれこれ」(精霊・妖精の自由造形)
16:00~16:40 「精霊の声、妖精の姿」(粘土作品の合評会)
16:40~16:45 「盲想は永遠なり」(閉会の言葉と音楽)
※当日は汚れてもいい服装でお越しください。粘土作品は各自持ち帰っていただきます。
※イベント終了後、千里中央駅近くで懇親会を行ないますので、希望者はご参加ください(会費3000円程度)。
※イベント参加申し込みは、11月11日までに電話かメールで以下にお願いします。
℡078-221-4400(兵庫県点字図書館の萩原、平日の9:00~17:00)
メール「jasmine@hcc5.bai.ne.jp」
※参加申し込みに際して、「かならず」以下の3点についてお知らせください。
①お名前(フルネームで)
②電話番号またはメールアドレス(イベント関係の必要事項の連絡に利用いたします)
③懇親会の出欠(当日の変更は原則としてお受けできません)
〈協力者プロフィール〉
安芸早穂子(あき・さほこ)
画家、イラストレーター。縄文時代をはじめとする歴史上の人々の暮らしぶりや祭り、風景などを研究者のイメージにそって復元画に描く。また遺跡や博物館では、親子で楽しく体験してもらうためのワークショップや展覧会を開催。こども工作絵画クラブも主宰している。縄文まほろば博展示画、浅間縄文ミュージアム壁画、大阪府立弥生博物館展示画など、作品多数。三省堂考古学事典、中学・高校歴史教科書、週刊朝日百科日本の歴史・世界の歴史シリーズ、ナショナルジオグラフィックJAPANなど、イラスト担当出版物も多い。京都市立芸術大学日本画科卒業。
ホームページ 精霊の縄文トリップ www.tkazu.com/saho/
金子鉄心(かねこ・てっしん)
1986年、ロックバンド「おかげ様ブラザース」のサックス奏者としてメジャーデビュー。その後、ケルト音楽などの影響を受け、98年にアイリッシュ&ミュゼットバンド「オーサカ・エグザイル」を結成する。サックス以外にも、イーリアン・パイプス(アイルランド式バグパイプ)やティン・ホイッスル、ケーナ、尺八などの管楽器を用いて、さまざまなジャンルのアーティストのコンサートのサポートやレコーディング、舞台の音源制作を手掛ける。現在、ヨーロッパの大衆音楽を演奏するグループ「鞴座(ふいござ)」を主宰、アルバムを3枚発表している。
【情報提供】視覚障害者文化を育てる会(4しょく会)
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